ジュニアサッカージャッジ リプレイ#55

 概要:ラフプレーに対するイエローカード

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#54 - 渦の中で

 

#54で書いた日曜日の試合で久々(といっても2か月ぶりくらい)にイエローカードを出しました。2019年2月から出し続けていた月間記録は9月までで途切れたんですが(8か月連続 10月11月はカード無し)、12月は月初から出してしまいました。

 

内容はゴール前の競り合いで浮き上がったボールを攻撃側の選手が蹴ろうとして、守備側の選手の腹部を蹴ってしまったという事象でした。

ボールも一緒に蹴ったからボールがクッションになったためか、蹴られた選手はそれほど痛がってはいなかったですけど、蹴る瞬間に相手選手がお腹でトラップしようとしているにも関わらず、途中で止めようとせずに足を振り切ったので、危険なプレーと判断してイエローカードを出しました。

 

ゴールの後ろが観客席となっていたので保護者からは「えー、イエロー!?」みたいな声がバッチリ聞こえてきましたけど、全然気にせずに堂々と出しました。

出した後に背番号と起こった時間(後半何分)、どんな反則かも審判カードにきっちりメモったんで、公式戦のイエローカードも3枚目ともなると抜かりなく出す事ができました。

 

ちなみに、その前に行われた息子のチームの試合でもハンドの反則でイエローがでてたので、ジュニアの試合では珍しい事なので本部席に報告にいったら「2試合でるのは珍しいな」と驚いておられました。

 

イエローが出たハンドの反則(私が観戦していた試合)と、イエロー出したチームの次の試合でのエピソードは別で書きます。

 

ちなみに、私がイエローカードを出した時に、息子のチームの保護者が嫁さんに「久々にイエロー出たで!」と嬉しそうに話しかけてきたみたいです。

やはり、身近なところから審判へのリスペクトを教育する必要があるようです。

 

 

競技規則(19/20) 第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

1. 直接フリーキック
競技者が次の反則のいずれかを相手競技者に対して不用意に、無謀に、または、過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックが与えられる:
・ チャージする。
・ 飛びかかる。
・ ける、またはけろうとする。
・ 押す。
・ 打つ、または、打とうとする(頭突きを含む)。
・ タックルする、または、挑む。
・ つまずかせる、または、つまずかせようとする。
身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。
・ 不用意とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または、慎重さを欠いてプレーを行うことである。懲戒処置は必要ない。
・ 無謀とは、相手競技者が危険にさらされていることを無視して、または、結果的に危険となるプレーを行うことであり、このようにプレーする競技者は、警告されなければならない。
・ 過剰な力とは、競技者が必要以上の力を用いて相手競技者の安全を危険にさらすことであり、このようにプレーする競技者には退場が命じられなければならない。

 

警告となる反則
競技者は、次の場合警告される:

・ 反スポーツ的行為を犯す。

 

反スポーツ的行為に対する警告

直接フリーキックとなる反則を無謀に行う。