ジュニアサッカージャッジ リプレイ#36

 概要:上級審判の動き

 

9月後半の三連休の日曜月曜で息子のサッカーの試合に行きました。

息子のチームの試合はいつもだったら審判もするんですけど、この試合は審判は協会から派遣されるので保護者としてゆっくり観戦。

レベルの高いチーム同士の試合だったので、息子の試合以外でも見るべきところは多かったのですが、私はどうしても審判の動きが気になってしまいました。

 

協会から派遣されている審判なんで意欲は高いので、一部には正直「?」って思う審判もいましたが、みんなしっかりジャッジされていて勉強になる部分も多かったです。

 

その中でも、私が見た中では断トツにいい動きをされていた審判がおられたましたので、その方の動きを紹介します。

※すごくいいジャッジをされていたので、ビデオで審判のワッペンをアップにしたら、案の定というか2級の方でした。

 

  1. タッチライン際での争いの時にはタッチラインの外側から監視(両サイド共に)
  2. 攻守が切り替わったら一気にライン際を反対のオフサイドラインが確認できる所までダッシュ
  3. 反対のサイドにボールが移動したら選手の邪魔にならないように後ろ側から回り込んで一気に争点に近づいていく
  4. 反則があったけど(後ろから掴まれたけど)、そのままドリブルで進んだプレイで会場中に聞こえる声で「プレーオン!」と叫びながら両手を前に出してました
  5. 笛の音が大きい
  6. 争点に近づくためにダッシュする際に、必死に走ってるわけではなく、流れるような感じでした(これはこの人の走り方なのかもしれませんが)

 

 1に関して、今まで見た中で、オフサイドラインの見極めに重点を置くために、タッチライン際の移動を主体とする審判は結構います。ただし、どちらか片一方のサイド(大体はベンチ側と逆のサイド)だけを移動して、反対側のサイドでプレイしている際は真ん中くらいまで寄って審判する人が大半で、どうしてもベンチ側のサイドのボールの見極めが甘くなってしまいがちです。なぜ片側のサイド中心になってしまうのかというと、両サイドに移動しながら同じことをしようとすると運動量が圧倒的に必要になるからなんですけど、この審判の方は体力的な心配は全く気にする気配もなく前後半同じ動きをされていました。

まあ、ジュニアなんで試合時間も20分ハーフと大人の半分以下の時間しかないので、普段大人の試合を審判されている方でしたら「しょせん20分なんで」って思っているかもしれませんね(私なんかこの間から20分ハーフの試合をジャッジしてますけど、5分増えただけで結構大変ですけど)。

 

4に関して、ジュニアの試合ではきっちりアドバンテージを取れる審判ってあまり見た事がないんですけど、さすがにきっちり取ってました。

しかも、反則があった後に周りを確認してすごく大きな声で「プレーオン」って叫んでおられました(プレー、オーン)みたいな感じでゆっくり言っておられました。

 

私なんかたまにアドバンテージを取れても、ジェスチャー(手)だけで一杯一杯だったり、無茶苦茶早口で(しかも小さめの声)「プレーオン」というのが精一杯だったりするのと比べるとレベルが違います。

 

来週公式戦があるので、今回の動きを参考にして頑張ってみようと思います。