昨日の夜、会社帰りに息子のサッカーの練習(ちょっと自慢すると地区のトレセン)をみてきました。
ちゃんとしたサイズはよくわからないんですけど、人工芝のグラウンドでジュニア用のコートは2面とれるし、社会人からジュニアユースなんかのカテゴリーの公式戦も行われているのでおそらく公式のサイズ(105m×68m)かそれに近いサイズだと思います。
グラウンドに、ちょっとした応援席があるんで(5列くらい)そこから見ていたんですが、その日は大人用のゴールが設置されたままでした。
ゴールは子供でも15人くらいで運べば移動できるんですけど、おそらく面倒くさいとかそんな感じで大人が利用したのがそのままになっていたんだと思います。
私が座った応援席の場所が、たまたま大人用のコートのペナルティーマークの延長線上でした。応援席といっても狭いグラウンドなので、タッチラインからスタンドまでは5mくらいしかありません。
練習をみながらふっと眺めると、フルサイズのコートでもその場所から大人用のゴール左のサイドネット(右左は攻撃側を基準として)がわりとよくみえるという事でした。
それで思い出したのが、1か月ほど前に起こった「令和の大誤審」(まだ令和は始まったばっかりですけど)といわれている「湘南対浦和」の誤審(サイドネットに当たったのがゴールと判定されなかった件)。
映像でみるとサイドネットまで結構距離があるようにみえたんですけど、実際に同じ場所(こそっとタッチラインのおそらく副審が見ていたであろう位置)に立ってみましたが、思った以上にサイドネットはすごくよく見えました。
あの映像でみる限りでは、副審の位置から選手がブラインドになってはいないので、普通であればいくら勢いよく跳ね返ったとはいえ、サイドネットに当たったのはすごくよく見えたと思います。
一度左側に飛んだので(ポストに当たったので)、そこに意識がいった & 急いでゴールライン側に行こうとして走っていてゴールネットに当たった瞬間を見逃してしまったんでしょうかね(まあ、ほぼ素人の勝手な推測でしかありませんが)。
でも、1級の審判ともあろう人が、なんであれが見えなかったんだろうと残念で仕方なかったです。
全然レベルは違いますが、同じ審判として誤審を起こした審判を批判するつもりは全くありません。そうじゃなくて、あの誤審で大変な騒ぎに巻き込まれてしまった審判団(自分たちが起こした騒ぎと思われる方もいるかもしれませんが)のためにも、あのシーンは見逃しちゃ駄目だったんじゃないかと思いました。
ネットで「映像を確認したら良かったのに」っていう意見もありましたが、私はよく知らなかったんですが、「DAZN」だと簡単にスマホで見れるみたいですね。
実際にあの時スタジアムでも7分ほど抗議で中断している間にスタジアム中の人が(それこそ本当に審判4人以外)映像で確認していたみたいですが。
だったら、抗議の途中で第4審がすっと姿を消して控室かどっかで映像を確認してから4人で集まって、「主審と(第二)副審は見えていなかったけど、4審がゴールインしたのを目視していた」って事にして得点を認めたらここまでの騒ぎにならなかったんでしょうね。
その辺りは、「自分の目で見た事以外で判断してはいけない(GLTとかVARみたいにルールで認められたもの以外)」という真面目過ぎる日本人の悪い部分が出てしまったのかも知れませんね。
まあ、たまたま見ていた練習でちょうどサイドネットがよく見えたのでそんなことを考えてしまいました。
一応状況の説明:
ほとんどの方が何度も映像をみられていると思うんですけど、簡単にいうとゴール右側にシュートしたボールが右のポストに当たって左側のサイドネットに当たったのが(ボール3つ分ほど入っていた)、サイドネットから勢いよく跳ね返ったため、副審が左側のゴールポストに当たって跳ね返ったと勘違いしてしまって、得点が認められなかった。サッカー関係だけでなく日本中で話題になったほどの誤審。