サッカー審判3級 受験 その② 試験の内容

 3級審判を受験してきました(見事合格)。

みんなが気になるのはどんなテストなのか(どんな問題か)だと思います。

こんな問題が出たとかっていうのを公表するのはまずいかなと思うのであまり詳しくは書けませんが、私がやってきた対策など少しでも昇級を目指す人の参考になればと思います。

 

とりあえず京都の場合、試験の内容としては下記の2つでした(実技が求められる都道府県もあります)

  • 体力テスト
  • 筆記試験

※審判の実績が受験資格になっていて、提出しないといけない都道府県もあるようなので出来るだけ審判日記をつけておいた方がいいかと思います)

 

体力テスト:

「75mを25秒、25mを30秒」のセットを24回繰り返すというものでした。講師の方の話ではFIFAの基準がこうなっているという事なので、今後はどの都道府県でも統一されるのかも知れません。ネットで確認すると上記以外にも下記のようなのがありました。

  • 150m40秒、50m50秒を20セット
  • 12分間で2,000m以上走る(クーパー走)

「75mを25秒」ってどのくらいのスピードかというとジョギングよりは少し早いかなという程度のスピード。「25mを30秒」はゆっくり歩いても10秒くらいはスタートラインで休める程度の時間でした(20秒で歩いて10秒休憩)。

私の場合は週末は4種で審判していて、ジャッジが出来ない分を一生懸命走って「レベルが低いですけど頑張ってます」というアピールで許してもらおうというスタイルなんで普段から動いている方だと思いますが、一応試験の1か月ほど前から週に2~3回、クーパー走的な感じで12分間走るというトレーニングをしてきました。クーパー走で12分間で2,000m走れる体力があれば「75mを25秒、25mを30秒」はこなせると思います。

もし、陸上のトラックなどきちんと試験の距離(75m-25m、150m-50m)がわかる場所があれば、一度その秒数で走ってみてどの程度のスピードなのか体感しておいた方がいいと思います。

 

筆記試験:

詳細は書けませんが、過去に3級を受験した方の話を聞く限りでは、昔より試験が簡単になっているのではないかという気がします。

ただし、都道府県によって難易度が違ったりすると思うので、同じ都道府県で直近に受験した方(できれば複数人から)から情報を聞くのがいいと思います。

記号で選ぶような問題は少ないと思うので、条文・よく出てくる用語をきちんと覚えた方がいいです。

私の場合、1か月半ほど前から競技規則を勉強しました。

 

 勉強にあたって意識した内容:

  • 数字に関する部分(フィールド・ゴールなどの大きさ、ボールの大きさや空気圧など)
  • 何かの事象が発生した場合の対応と再開の方法(例えばスローインが誰にも触れずにゴールに入ったらどうなる?など)
  • よく出てくる用語を正しく覚える(プレーヤーとか選手などではなく「競技者」)
  • 競技規則の本の規則以外の部分も目を通す(対角線式審判法(5つの利点)、審判員の目標と重点項目など)

 

 参考にしたサイト:

兵庫県サッカー協会の審判ルームの3級昇級の案内の中に出題例があったので、それは参考にした方がいいと思います。その他にも各都道府県のサッカー協会のサイトをみれば情報があるかもしれません。少なくとも自分の受験する都道府県のサッカー協会のサイトは確認すべきです。過去(前年度)の昇級試験の案内などがみれれば、試験内容が確認できると思います。

 

審判員の目標と重点項目(一部抜粋)

3級審判員

適切な動きやポジショニング(対角線式審判法)によって、事実を見極め、的確な判定で、試合を正しく進めることを追求する

重点項目

 

知識・経験

サッカー競技の特徴および競技規則の解釈と適用の知識(ファウルの条件、懲戒罰など、)、行うべきことと監視すべきことの実践的知識、審判報告書作成方法